「奥多摩散策 3/3 (惣岳渓谷~水根~奥多摩~青梅)」
[2013/6/28]
奥多摩駅から旧青梅街道を歩いてきたが、ここ中間地点(白髭神社付近)からは奥深い渓谷の中に入っていく。
道は谷に沿って続いており、途中から本格的な山道に変わる。
旧青梅街道 [惣岳渓谷~水根]
いろは楓から少し道を進むと、惣岳渓谷になる。
つり橋が架かっていて、橋上から渓谷美を堪能できる。
橋の上から渓谷を眺める。
度重なる川の氾濫によって、上流から押し出されてきた巨岩がゴロゴロ転がっている。
舗装路とはいえ、昔ながらの街道の雰囲気が至るところで残っているようだ。
民家の中を進むと、嘗て馬の水のみ場とされていた場所があった。
そして、この先山道に差し掛かるところには休憩所が設けられていた。
とりあえずおにぎりを食べて一服。
しばし休憩した後再び道を進むと、今度は鬱蒼とした山道に入る。
ここから旧街道は山の上にある中山集落まで峠越えとなり、キツイ上り坂が続く。
坂道を延々と上っていく。
少し前に、この辺りで熊が出たらしい。
道は狭く、人の往来が困難な場所もあるようだ。
狭い山道を通り抜けると、道は集落の真横を通っていく。
やがて坂を上りきると、街道は中山集落に到達。
展望台から周りを眺めると、これまで通ってきたところが遥か下にあった。
集落から民家の脇を通り、再び山道の中へ。
樹木と樹木の間に小河内ダムが見える。
少々下ると、街道は再び険しい上りへさしかかる。
ここまで来ると、道脇に奥多摩湖が見えてきた。
それからしばらく進むと青目不動尊の脇を通り、民家の脇を抜けるようにして道を下る。
すると一旦車道に出るので、近くの案内に従って先へ進む。
車道から、再び狭い山道へ入る。
道中にある水根観音。辺りは閑散としている。
旧街道の終点はもうすぐだ。
寂しい山道を下っていくと、街道は水根集落に到達する。
あとはここから舗装路を10分程下れば、今回の旧青梅街道の旅は終了となる。
人気のない車道を下り、やがて旧街道出口へ到着した。
片道3~4時間の行程だが、思った以上にキツイ坂道もあったので良い運動になった。
西東京バス [水根~奥多摩駅]
近くのバス停から西東京バスに乗り、奥多摩駅に戻る。
歩きだと3時間以上かかるのに、バスだとたった15分で着いてしまうのだ。
バスに揺られ、再び奥多摩駅へ戻ってきた。
すっかり疲れたので、寄り道はせず直行で帰ることにする。
青梅線 [奥多摩~青梅]
帰りの青梅線は空いている。
日も暮れかけた頃、列車は19時前に青梅駅へ到着した。
それから順当に帰路を辿り、西国分寺から武蔵野線に乗って千葉へ戻り帰宅した。
旧街道は色々な楽しみ方ができるようだ。
ただ、起点が奥多摩駅側からだと上りがほとんどなので辛いかもしれない。
ラクに行きたい場合、奥多摩湖側から出発した方が良さそうだ。
コメント
とても参考になりました。ありがとうございます!
非公開様、コメントありがとうございます!
二年前の古い記録ですが、少しばかりでも参考にして頂ければ幸いです。