都電荒川線に乗って

[2013/6/24]


通学帰りに少し時間が余ったので、久しぶりに都電に乗りに行くことにしました。
普段都電は滅多に乗らないのですが、通学圏の山手線からすぐに乗り換えることができます。
帰りがけに大塚駅で山手線を降りて、早速都電の駅に向かいました。


都電荒川線 [大塚駅前~三ノ輪橋]

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都電荒川線の大塚駅前駅はJR線の高架真下にあります。
ホームに着くとすぐに都電7000形が入線してきました。
今や都内唯一の吊り掛け電車となった都電7000形。
老朽化もあってか数年前から少しずつ廃車が進んでいるようですが、今も都電の主力車両として活躍しています。

夕方ラッシュ時の山手線ほど激しくはないものの、車内は予想以上に混雑。
どうもこの日は沿線で縁日が開催されているらしく、最寄りの庚申塚駅でさらにどっと乗客が詰めかけます。
途中であっという間に乗り切れなくなり、運転士が「次の電車がすぐ来ますので、お待ち下さい!」と促します。
結局王子駅前までずっと身動きがとれない状態が続きました。


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王子駅前から後ろにかぶりつきます。
沿線のほとんどは専用軌道になっていて、併用軌道の区間はごく僅か。
逆にほとんど併用軌道だったなら、荒川線も他の都電と同じようにとっくの昔に廃止されていたのでしょう。


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どこか懐かしい風景が続きます。
都電は子供の頃に家族と荒川遊園へ行くときぐらいしか乗らなかったので、ほとんど記憶にないのですが、発車時にベルが2回鳴るたび何となく懐かしい気分になります。


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広告が施された車両が多いですね。


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町屋駅前を過ぎると、京成の線路をくぐり抜けます。
ここから終点の三ノ輪橋までの区間、線路脇にバラが植えられているようです。


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荒川二丁目駅に到着。対向ホームが少し離れています。
こじんまりした佇まいが、何ともいえないですね。


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終点直前で最古参の7001号車とすれ違い。
また線路はところどころで草が生い茂っています。


三ノ輪駅

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やがて、列車は終点の三ノ輪橋に到着。
奥の降車ホームで乗客を降ろし、後にすぐ乗車ホームに移りました。
駅はちょうど下町商店街の中に位置していて、昭和の雰囲気が色濃く残っています。


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駅前に植えられているバラが綺麗だということで、関東の駅百選にも選ばれています。


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駅前広場を出るとすぐ、昔懐かしいアーケイド上の商店街があります。
入口に設けられたアーチが風格あっていいですね。


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ただ僕はどちらかというと、こういう昔からある看板に惹かれます。


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昭和通り側の駅入口はとてもこじんまりとしていて、ここが本当に駅入口なのかと最初は驚きました。
入るとたちまち、郷愁に満ちた昭和の世界へタイムスリップします。
なので荒川線に乗るときは、三ノ輪橋から乗ったほうが雰囲気あっていいかもしれませんね。


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