[2013/5/12]
僕は幼い頃から鉄道好きだったみたいで、休日になると線路脇や博物館など色々連れて行ってもらってました。
それでとある休日に、祖父と当時復活したばかりのSLもおかに乗りに行く予定を立てたらしいです。
しかし父が言うには、乗車する日直前になって自分が風邪を引いてしまったため、やむなく祖父と祖母だけで乗りに行ったとのこと。
物心ついてなかった頃なので全くもって記憶にありませんが、その当時祖父と乗るはずだったSLもおかの勇姿を見に、僕は遠くから車を走らせ下館駅へとやって来ました。
今回はSLには乗車せず、遠くから走行風景を撮ってみます。
非電化路線で架線がないので、写真は全く素人の自分でもいい感じに撮れるんじゃないかと思いました。
一眼レフは持ってないし、いつも愛用のパナソニックのデジカメ(LX2)を使います。
起点の下館駅から少し線路を下ります。
撮影ポイントについては、簡単にどこに何があるか調べた程度です。
適当な場所で路肩に車を止め「ここだな」とピンときた場所でカメラを構え、SLがやって来るのを待ちます。
遠くから汽笛の音が聞こえ、やがて間もないうちにSLがゆっくりとした足取りでやって来ました。
のどかな田園の中を走り抜けていきます。
デジカメで接写するのは難しいですね。
5月の新緑の中をひた走るSLの姿は、ただ眺めているだけで気持ちがいいです。
久下田駅を発車。
優雅な触れ込みのJRと比べて、何の変哲もない素朴な感じがいいですね。
下館に戻ったSLもおかは、ディーゼル機関車に引っ張られ真岡の車庫に帰っていきました。
初めて来たのに、何か懐かしくてしょうがありませんでした。
幼い頃、こうして線路際でよく電車を眺めていたのを思い出します。
天気は終始穏やかで、田んぼの水面に映る青空と列車の姿が美しかったです。