鉄旅共感リスト

[2014/11/8]


本記事では番外編として、鉄旅にありがちなことや感じたこと、またついやってしまいがちなことなどを、自分の浅~い鈍行旅経験を元に「鉄」の視点で列挙してみたいと思います。

皆さんも、普段鉄旅していて何となく感じる喜びや、また不愉快な経験などあるかと思います。
それらは善良な鉄道ファンの方々ならば、心の奥底にしまって表には出さないはずですが、今回は敢えて、正直にぶっちゃける形でバンバン取り上げていきましょう。
共感するためのリストなので、多少のネガティブ要素を含みます。

自分の(腹黒い)本性が出ないといいのだが……。


車内編

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・特に日差しが当たっているわけでもないのにブラインドを下げる乗客に何となくだがイラっとくる


これはよくあるんじゃないかな(笑)。
車窓の良いローカル線では致命的なことで、自分の隣でブラインド下ろされてしまうとこちら側としては大惨事。
でもブラインド下ろされたからといって、善良な鉄は絶対に文句を言ってはいけません。
(紫外線に弱い人もいるからね)
乗客の一人として平等に、心を広く、大らかな旅をしましょう。

・車内では時刻表を眺めていることが多い


18切符のシーズンになると、よく見かけますよね。ボロボロの時刻表を開いて読んでる人。
JTBの時刻表には旅人向けのコラムも掲載されてるので、なかなか飽きませんぜ!

・数時間連続でロングシートに座っていても平気だ


近年JR東日本の路線では、従来クロスシートの車両だった区間がロングシートの車両に変わりつつあります。
これから鈍行旅をするなら、ロングシートの洗礼はまず避けられないと思った方がいいでしょう。

・夏、長時間乗車するときの冷房冷えに困っている


列車によっては極端に空調がきき過ぎてる場合もあり、冷え性持ちには最大の天敵となります。
例え真夏であっても、列車に長時間乗車する際は上着を持ってくと後で役に立ちます。

・「同業者」がいるとホッとする


そう思いませんか?(笑)


些細なこと編

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・三度の飯よりも列車の乗り継ぎが最優先だ


鈍行と鈍行の接続は、ときによって全く時間に余裕のないときがあったりします。
当然飯を買ってる暇などなく、事前に準備しておく必要がありますが、たまに忘れてしまうこともあるわけで……。
その際は一食ぐらい我慢して、まずは鉄路を優先させたいところです。

・自宅から遠いほど列車の遅延に敏感になる


これは純粋な鉄旅に限らず、普通の旅行でも感じますよね。
馴染みの土地から遠ければ遠いほど不安が募るわけで、特に最果てのローカル線に乗るときの緊張感はかなりのもの。
根室本線の末端(釧路~根室)に行ったときは、本当に未知なる場所へ向かうような冒険心を感じました。

・乗り継ぎ駅では、特に何の用がなくても次の列車が来るまで駅周りを探索することが多い


何にもない駅前でも何かあるかもしれないと希望をもつことは、ぶらり旅で大事なこと。
結局、本当に何もないことが多いですが。

・乗り慣れた路線と未乗路線との温度差が激しい


東海道・山陽本線などの乗り慣れた幹線から、地方の未乗路線に乗り換えるときは気合いが入るね。
未乗のローカル線ほど熱いっ!


ローカル線・観光路線編

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・列車に乗る際、窓側の席を確保できないと判断したらとりあえずかぶりついてみる


これは仕方ないよねー。素晴らしい車窓あってのローカル線だから、何かアクション起こしたいじゃん。
ただ、真ん前でのかぶりつきは運転士に多少なりとも迷惑がかかるので、私は後ろ側でかぶりつくことが多いです。
後ろに引いていく景色もなかなか哀愁あって良いぜよ。

・長時間停車の際は、ひとまず車外へ出て周囲の風景を撮ろうとする


よくいるよねー、長時間停車するのがわかると車外へすぐさま出て一心不乱にカメラを向ける人。
何か思い出残したいし、ブログのネタを少しでも増やしたいがためにか。
皆、考えることは同じですね。

・座る座席を左右間違えて、絶景車窓を逃したことがある


これもよくあるんじゃないかと。
例えば、山岳路線だと山の腹を進んでいくから左右で車窓が大きく違ってくる。
なので絶景区間に乗車するときは、事前に左側・右側どちらで絶景が見れるのか下調べしたほうが無難です。

・観光列車の記念撮影で、撮影スポットの真ん前で長時間占拠するカップルを何とかしろ(笑)


SLの記念撮影タイム10分間の間、5分ぐらいずっと真ん前を占拠して撮影してるカップルがいたんですよ。
後ろには私ら含め10人ぐらいがジーっと黙って待ってたのに、結局彼らは撮るだけ撮って去っていった。
ああいう奴らって、譲り合いの精神ってものがないんでしょうね。
これは完全に愚痴だけど、良識ない奴らは何処にでもいるんだってことを言いたかっただけっす。


18切符旅・長距離鈍行旅編

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・東海道本線の東京〜大阪間を鈍行で乗り通したことが一度以上ある


18キッパー定番の東海道ルートは、片道8~9時間かかります。
私は既に3回乗り通していますが、もう正直あまりやりたくないかな。
夜行列車の「ムーンライトながら」で越えてしまうという手もあります。

・「○○ダッシュ」という現象に出くわしたことがある


乗り継ぎ時間が際どい駅で、ダッシュして乗り換えることを「○○(駅名)ダッシュ」というそうです。
特に、ムーンライトながらの下り終着駅(大垣)から米原方面の列車へ乗り換えるときの「大垣ダッシュ」は有名。

・東海道本線の静岡地区(熱海~豊橋)にはもううんざりだ


短編成で混雑する上に全て各駅停車であり全てロングシートという、鈍行旅行者には「鬼」といわれるあの区間。
まあ長距離なら新幹線に乗れ!ってことでしょうが、私はまだ乗った覚えがありません。

・仙台以北の東北本線や羽越本線(酒田~秋田)、奥羽本線でのロングシート洗礼は苦い思い出


これらの区間もほぼロングシートの車両(701系)しか走ってないので、鈍行旅行者は嫌でもロングに座らなければなりません。
東北の二大動脈である東北本線と奥羽本線ですが、鈍行の接続の悪さと冷遇ぶりは本当に何とかしてほしい。
でも、東海道本線の静岡地区よりは混まないから楽だったりする。
尻はちゃんと痛くなるけどね。

・18切符を改札で見せるとき、駅員に冷徹な対応をされて閉口する


以前とある駅で「お願いします」って言って18切符見せたとき、駅員にガン無視されたことがあります。
格安の18切符だけど、せめてそこは何か返事ぐらいしろよ!って思ったね。
あっ、これもただの愚痴か。

・18切符利用であっても、旅費が予想以上に嵩んでしまうことがほとんどだ


鈍行は遅いので、目的地に辿り着くまでの宿代・食費が思った以上に嵩みます。
一見格安に見える鈍行旅も、金はそれなりにかかっているのです。

・やむを得ない場合を除き、ワープは原則的にしない


ワープってそもそも効率よく進むためだけにやることなので、積極的にやりたくはないですね。
どうせ特急に乗るなら、私は全区間乗りたい!


計画・準備編

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・夜行フェリーやネットカフェを利用して宿代を節約したことがある


学生となると旅費は少しでも抑えたいところ。
現在、夜行列車はほぼ全廃状態ですが、夜行フェリーはまだまだ運行されています。
特に四国に行くときは、神戸~高松間を運行するジャンボフェリーの夜行便を活用すると効率が良いです。

・期間限定の臨時快速を出来る限りルート上に組み込んでいたら、いつの間にか臨時列車マニアだ


これは私のことです(笑)。
日本人、何にしても「期間限定」という言葉に弱い。
鈍行のルート上に臨時列車が走ろうものなら、まずそれに合わせて行程を立てたくなります。

・窓口で指定席券を購入する際、座席の指定を希望すると係員にぶち切られた


以前、千葉の某駅であった出来事です。

私がSLの指定席券を取ろうと、駅の某窓口へ向かいました。
座席の指定を希望したら、係員の態度が急に変わり「何処がいいんですか?」とぶっきらぼうに投げ返される。
それで「出来たら窓側の座席がいいのですが」と言ったら、「じゃあ、ここに表載ってるんで早く決めてください!!」と、カウンターに座席表をバン!と叩き付けてきた。
「何だこのクソ女は!?」と思って(係員はベテランと思われる若い女性でした)文句の一つでも言ってやろうとしたが、ひとまず穏便に済ませて希望の座席は無事確保。
会計後に係員を思いっきり睨み付けてから窓口を立ち去りました。

み○りの窓口はベテランほど野蛮で新人ほど謙虚と聞くが、やはりそうだったか!
皆さんも、窓口で座席指定を頼む際は気をつけて下さい。

・ネットでルートを調べるときは、乗り換え案内よりも時刻表検索をあてにする


ネットやアプリを使ってルートを調べるときは、乗り換え案内よりも時刻表から検索した方が安心だったりします。
特に最近のアプリは進化していて、時刻表と同時に指定した駅の到着時刻も表示してくれるから便利!

・実際に列車に乗ってるときよりも、机上で旅の計画を立てているときが一番楽しい


何事も、計画を立てているときが一番楽しいですよね、やっぱり。
時刻表と睨み合い、行きたいルートが全部繋がったときのあの喜びは格別です。

今回のリストに8割方該当・共感した方は、その方は生粋の鉄旅マニアといっていいでしょう。
これからも旅する中で色々あると思うので、発見があればこのリストに追加していこうと思います。


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