[2014/4/1]
以前から興味があった地下鉄博物館に行ってみました。
東京メトロの関連公益法人メトロ文化財団が運営する地下鉄専門の博物館。
愛称は「ちかはく」。入館料は大人210円・子供100円と思った以上に安い。
地下鉄博物館
ちかはくは東京メトロ東西線の葛西駅高架下にあります。
入場口はメトロで実際に使われていた自動改札機が使用されている。
入場切符を改札に通して、いざ館内へ。
中に入ってすぐの所で構えていたのは、かつての銀座線と丸の内線の主力車両。
東京地下鉄道1000形と営団300形。どちらも第1号車が展示されています。
最近銀座線でデビューした新型車両1000系は、この旧1000形がモデルになっています。
外見だけだと木製に見えますが、地下での火災対策のため全鋼鉄製。
これは意外。てっきり木製車だと思ってました。
旧1000形の車内。鋼鉄製ですが、内装は木目印刷が施されています。
木製電車が主流だった時代、当時の乗客の目に違和感を与えないための配慮らしい。
続いて昔の丸の内線の主力車300形。
真っ赤な車体に波形の装飾がついた白帯が巻かれてます。
300形の車内。ピンク色の内装壁がなかなか新鮮です。
シールドトンネル断面の実物展示。
昔ながらの開削工法と違って断面が丸いです。
そして、シールドトンネルを掘るカッターディスクもありました。
実際に副都心線を掘るのに使用された本物がそのまま展示されてます。
銀座線の前身である、東京高速鉄道100形電車のカットモデル。
こちらは運転台が開放されており、マスコンでモーターを動かすことができるようです。
何よりびっくりしたのは、台車のモーターが本物の吊り掛けだったこと。
「グオオオォォー!」と野太い吊り掛け音が館内に響き渡ります。
館内奥には大きなジオラマセットがありました。
子供の頃、秋葉原の交通博物館でかぶりついていたのを思い出す。
横から見た、副都心線のトンネル断面図。
普段、渋谷~新宿三丁目間をよく利用しますが、新宿付近はかなり入り組んでますね。
一通り展示物を見終わった後、再び東西線に乗って帰路に着きました。
館内は1時間位で回れてしまいますが、入館料210円とは思えない充実した内容に満足。
あと、やっぱり子供連れが多かった。でも、鉄好きなら誰でも楽しめるところだと思います。