日暮里・舎人ライナーに乗る

[2014/6/27]


通学帰り、夜のバイトまで時間に余裕ができたので、日暮里発の新交通システムに乗車してみました。
東京都交通局が運営する「日暮里・舎人ライナー」。2008年に開業した新しい路線です。


日暮里舎人ライナー


日暮里・舎人ライナーは、JR・京成と接続する日暮里が起点となっています。
地図を見るとわかるが、足立区の舎人地域は昔から最寄りの鉄道に恵まれず、通勤客はバスに頼らざるを得なかった。
そのためバス路線は大混雑。
さらに、道路の慢性的な渋滞によって定時運行が困難な状況になっていたという。


この問題を解消するため、平行して走る主要バス路線に加えて建設されたのが日暮里・舎人ライナーです。


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JR日暮里駅を出て案内に従いエスカレーターを上ると、日暮里舎人ライナーの駅があった。
全線の所要時間は20分。片道330円かかります。


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日暮里舎人ライナーで使われている車両は300形。
ゆりかもめの車両と似たデザインで、車内はクロスシート主体になっています。
狭い車内を少しでも広くしようと外吊りにしたドアが、昔の気動車のようでレトロチックな佇まい。

発車のアナウンスが流れるとドアが閉まり、列車は定時に日暮里駅を発車しました。


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この路線は案内軌条方式で、ゴムタイヤで軽快に走っていく。
故郷にある札幌市営地下鉄と同じ方式ですが、車体が図太い札幌市営と比べてスマートな印象です。


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コンピューター制御の無人運転で、運転手や車掌は乗車していない。
真ん前の席でかぶりつくと運転手のような気分が味わえます。


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都心を離れるごとに建物の数が少なくなり、緑多い公園の中を抜けて行きます。


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やがて20分後に、列車は終点の見沼代森水公園駅に到着しました。
東京23区内では最北端の駅になります。


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終着駅とはいえ、駅前は住宅街で特に何もないようです。


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日暮里舎人ライナーの線路は尾久橋通りに沿って敷かれています。


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駅前を観察した後、再び折り返しの列車に乗って日暮里を目指します。
ホームドア越しにしか列車を撮れないのがちょっと残念。


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分岐部だらけの舎人公園駅。
ここの地下には車両基地があるらしい。


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首都高と交差するとき、列車はジェットコースターの如く一気に高度を上げて跨ぎます。
ここまで高いと、まるで空を飛んでるような感覚。天気が良ければ富士山や筑波山も見えるらしい。


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車窓を味わい尽くした後、列車は終点の日暮里駅に到着。
バイトに向かうため、常磐線に乗ってそのまま帰路に着きました。

車内は日暮里に近づくほどに混みあい、ほぼ満員状態のときもあった。
混雑率は年々上がっているらしく、新交通では異例の150%(超満員)も記録したのだとか。
もう既に、地域住民にとってなくてはならない路線になってるんですね。


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