[2013/6/9]
僕の地元にある流鉄流山線は、全長5.7kmのミニ私鉄です。
東京近郊にありながらローカル線の雰囲気漂う希有な路線で、全線が単線になっています。
車両は数十年前からずっと西武の譲渡車が使用されており、
それぞれの編成ごとに異なったカラーリングと愛称がつけられています。
流鉄5000形
流山線は数年前まで2000形(元西武701・801系)と3000形(元西武旧101系)が主力でしたが、老朽化やTX開業後の合理化に伴い近年少しずつ数を減らしてきました。
そして約一ヶ月前に最後の2000形「なの花」が引退してしまい、車両は全て新型の5000形(元西武新101系)に統一。
僕の中で流山線のイメージといえば2000形の「青空」と「なの花」編成でしたので、これから見れなくなってしまうのは非常に寂しいです。
半年前にデビューした、5000形の第三代「若葉」号。
二代目の3000形の頃からこの黄緑色の車体色が好きだったので、こうして新車に引き継がれたのは嬉しいですね。
約一年前にデビューした、第二代「あかぎ」号。
あかぎ号は11年ぶりの復活となりました。
流山駅
終点の流山駅は閑散としています。
関東の駅百選にも選ばれているこの駅は、昔ながらの懐かしい雰囲気がします。
駅舎は開業当時の大正5年(1916)からずっと変えてないそうです。
駅は市の中心部に位置していますが、駅前だけ見ると地方ローカル線の駅という感じです。
ホーム端にはオレンジ色の「流星」号が鎮座してました。2011年にデビューした車両です。
駅ホームの奥に車庫があります。
車庫には、引退した「なの花」号がひっそりと佇んでました。
黄色地に緑のラインの車体色は、沿線ののどかな風景のイメージそのものでした。
やはり、近いうちに解体されてしまうのでしょうか。
沿線はほとんど閑静な住宅街の中ですが、緑が多く桜並木も見られます。
数ヶ所だけ第4種踏切が残っていて通過時に警笛を鳴らしますが、5000形は電子笛なのでかなり違和感があります。
いつもの素朴な空気笛でなくなってしまったのが残念ですが、時間が経つうち次第に溶け込んでいくのでしょう。